シングルマザー

父親がいないと子どもに寂しい思いをさせてしまう?シングルマザーになって分かったこと

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離婚するかどうか悩んでいる人は、

子どもから父親を取り上げるのはかわいそう……

と考えて先に進めないことがあります。

たしかに理想を言えば、両親揃っていることに越したことはありません。

サザエさんのように……とまではいかなくても、クレヨンしんちゃんの野原家のように楽しい家庭を築きたいって思いますよね。
(個人的には野原ひろしは大好きです)

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でも、どうもそういう家庭が築けていない、これから先も築けそうにない。

むしろ問題の方が多い。

だから離婚したい。

そう考えていても、子どものこと思うとどうすれば良いのか分からなくなってしまいます。

そこで、今回はシングルマザーである筆者が、わたしなりの考えを述べさせていただこうと思います。
ちなみに、わたしの両親も離婚しているので、わたしはシングルマザー自身だけでなく、母子家庭の子どもの気持ちも多少は分かるつもりです。

こんな父親はいらない

問題は、「父親がいるかどうか」ではないと思うんです。

両親が揃っていても、良い子に育つとは限りませんよね。
ニートになる子もいるし、落ちこぼれる子もいる。
極端な話、両親揃っていても犯罪者になる人だってたくさんいます。

反対に、片親だからと言って、子どもがグレるわけではありません。
片親の子どもでも優秀な人はたくさんいます。
わたしの両親は離婚していますが、わたしはそこまで変な成長はしていないです。
塾も家庭教師もナシで国立大に入ってますから、親としては嬉しかったんじゃないかってひそかに思っています。
わたし自身も、そして妹もバリバリと働いていますので、母子家庭への手当として受け取った金額分以上はとっくに国にお返ししています。(所得税という形で)

そう考えれば、父親がいるかどうかは大きな問題ではないと思います。

「父親」はいた方がいい、ということはありません。

「良い父親」ならいた方が良いのではないでしょうか。

では、離婚するかどうか悩んでいるみなさん、あなたの夫は、「良い父親」だと言えますか?

もし、暴力を振るうとかお金を使い込むとかそういう問題があるなら、即離婚で良いと思います。
ヘタに我慢する方が子どもの成長に悪影響を与えます。

ただ悩みやすいのは、「子どもにとっては良い父親なんだけど……」っていうケース。
でも、それは本当に「良い父親」なのか考える必要があるのではないでしょうか。

お金がないなら良い父親ではない

「子どもとよく遊んでくれる」からと言って良い父親ではありません。
たとえばほとんど働かず、しかも妻に水商売を強要する、というような夫なら、いくら子どもの前で良い顔をしていても良い父親ではありません。夫婦関係がどう考えてもおかしいですし、「父親の命令によって水商売をしている母親」という図が子どもにとって良いわけがありません。

逆に、働くことを妻に禁止する夫もいます。
夫の収入が低く生活が維持できないのに、世間体を気にして妻を働かせない人もいます。
これも、良い父親とは言えません。

夫婦関係に問題があれば良い父親ではない

いくら子どもにとっては良い父親であっても、妻に対して暴力を振るったり、モラハラ夫になっている場合は良い父親とも言えません。
子どもにとって大切な母親をいじめているのですから。
これって、子どもにとっても良い気分になるはずがありません。
今はまだ小さくて分からなかったとしても、大きくなってその事実を知ったら子どもはどんな気持ちになるでしょうか。
ましてや妻の方が精神的に限界になってしまい、子どもに対して「あんたを産んだから離婚できなかったのよ!」なんて言ってしまったら……?
絶対にそんなこと言わない、と思っていても、精神的に追い詰められると人間は変わります。自分自身がそんな母親にならないためには、早めに離婚する方が子どもにとって良いことかもしれませんよ。

離婚後、子どもにはなんて説明する?

離婚することを子どもにどのように伝えるべきなのか、悩む人も多いと思います。

わたしの親が離婚したとき、わたしはもう小学6年生でしたから、もう事情はほとんど分かっていました。
だから特に気にすることもなく、むしろ「これで家の中が平和になる」と思ってうれしかったものです。

ただ、ずっと仮面夫婦を装ってきていきなり離婚というのは子どもにとってはショックだと思います。
ある程度大きい子どもがいる場合は、事前に相談しておいた方が受け入れられやすいのではないでしょうか。

一方、まだ小さい子どもを連れて離婚する場合は難しいんですよね。
わたしが離婚したとき、子どもは3歳でした。
他の子どもに比べると言葉が遅く、まだ簡単な言葉しかしゃべれない状態でしたし、説明しても当然理解できるわけがありません。

そこでわたしは、ただ引越しすることだけ伝えて、詳しい話はしませんでした。
その後年中さんぐらいになってから父親のことを聞きだしたので、「別々に暮らすことにしたんだよ」ということを説明しました。
また、それでも「なんで?」としつこく聞いてくるものなので、ある程度正直に事情を話しました。
「別々に暮らす方が○○(子ども)にとってもお母さんにとっても幸せなことなんだよ」ということは伝えました。

そして現在は小学2年生になっていますが、もう「親が離婚した」ということは理解しています。
うちの子どもは全体的に成長が遅めなのでそういうのはよく分かっていないと思っていたのですが、友達に父親のことを聞かれて「離婚してる」と答えていたそうです。(ママ友から聞いた)

どこで離婚という言葉を覚えたのか知りませんが、思っているより早く成長するもんだな、と思います。
ちなみに、周りの子を見ていても思いますが、一般的には女の子の方が早熟ですし、大人の事情を理解するのも早いようです。

意外に効果的だったこと

わたしが意図したことではないのですが、意外にも良い効果があった、と思ったことがあります。

それは、親族の呼び方です。

わたしの母方の親戚は、あだ名で呼ぶという風習があります。
わたしも子どもの頃、母の兄弟のことはあだ名で呼んでいました。
兄弟が多いので「おじちゃん」「おばちゃん」では区別がつきませんし、「○○おじちゃん」というわけでもなく、なぜかあだ名で呼ぶことが定着していました。

そうすると、どうなると思いますか?

よく友達が「この前親戚のおじさんのところに行って~」みたいな話をするわけですが、わたしには「親戚のおじさん」と言うのがいないと思ってしまうんです。笑

小さいうちはまだ「母親の兄弟のことを叔父という」みたいなことは知らないわけですから、たとえ世間一般的には「親戚のおじさん」であっても、わたしにとっては「○○ちゃん」でしかないわけです。
だから、わたしには親戚のおじさん、おばさんというのはいないと思っていました。本気で。

そして、それと同じように、子どもも親戚のことをあだ名で呼んでいるので、自分には「親戚のおじさん・おばさん」はいないと思っていました。
さらにわたしの子どもの場合は、おばあちゃん(わたしの母)のことも変わった呼び方をしています。あだ名みたいなものです。

だから、子どもからしたら「僕にはおじいちゃん、おばあちゃん、親戚のおじちゃん・おばちゃんはいない。お父さんもいない。だから何?」みたいな感覚だったみたいです。

それがどうもみんなと違うことは分かってきても、特に「僕にはお父さんがいない……」と父親がいないことについてフォーカスされず、「どうも全体的に親族が少ないらしい」という認識になっていたのです。

さすがにもう2年生なので分かっていますが、小さいうちはそういう勘違いをしていたので、特に「父親がいない僕は変?」みたいな気持ちはなかったようですよ。

これが良いのかどうかは分かりませんが、意外なところで子どものショックを和らげていたのかな、と思っています。

「情緒が安定したお子さんです」

子どもが小学校に入学して初めての家庭訪問のとき。

わたしはやはり片親であるということ、それから子どもの成長が全体的に遅めで幼い感じがすることが気がかりでした。
そのことを先生に聞いてみると、男の子はこれぐらいが普通だし、心配いりません、というふうに言われました。

そして、さらに続けて

「とても情緒が安定したお子さんだなと思います」

と言われました。
「明るくて活発ですね」とかよく聞く褒め言葉はありますが、「情緒が安定している」という褒め言葉?は初めて言われたので、とても安心したのと同時に、なんだかおもしろくなりました。「そんなこと初めて言われた(笑)」とか思って。

冷静に考えてみれば、わたしの子どもは大きな問題を起こすでもなく、迷惑をかけるでもなく、かと言ってまじめすぎず、わりといい子なんじゃないか、って思うようになりました。
まぁ勉強もいまいちだし運動神経も惜しいのですが、それでもなんていうのかな。
情緒が安定しているというか、家庭に問題を抱えている家の子どもっていう感じはしないのです。

わたしは教育学も勉強しているのである程度子どもを見る目も人よりはあるかな、と思うのですが、それでもうちの子どもは「父親がいないから寂しそう」とか「ちょっと性格が……」みたいなところはありません。

あまり心配しすぎると不安になるものですが、みなさんも保育園が学校の先生に相談してみてください。
そしたら案外褒められることも多いと思いますし、それがたとえお母さんを安心させるために言ったことであったとしても、自分自身が安心できれば子どもにも優しく接することもできます。

父親がいないからと言って子どもが不幸になることはありません。
「いない方がマシ」と思えるような父親ならむしろ離婚した方が良いに決まっています。
子どもは、片親でも両親揃っていても、とにかく周りからの愛情を受けて育てばおかしな方向には行かないはずです。

あまり不安に思いすぎず、離婚すべきかどうかの判断は本当に子どもにとって良い父親だと言えるのかどうか、ということを考えて決めるのが良いのではないでしょうか。

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