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「貯蓄は三角、保険は四角」はもう古い!?

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「貯蓄は三角、保険は四角」と言われています。これは、どういう意味かお分かりでしょうか?

生命保険の外交員などが保険のメリットを説明するときに使われている言葉です。

貯蓄は、すぐに必要な金額を貯められるわけではありません。今30歳の人が、60歳までに1000万円貯めようと思えば、毎年33万円ずつ貯めていく必要があります。1年で33万、2年で66万……と少しずつ増えていきますね。

その様子を図形で表すと、「直角三角形」になります。直角部分が右下にくる直角三角形で、右肩上がりに貯蓄残高が増えていくことを表しています。

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一方、保険の場合は、1000万円の生命保険に加入すれば、すぐに1000万年の保障が得られます。まだ1か月分の保険料しか支払っていなくても、万が一契約後すぐに亡くなってしまっても、1000万円は受け取れる、というわけです。生命保険の場合は、保障期間が続く限りはいつ亡くなったとしても、1000万円が受け取れます。

その様子を図形で表すと、「四角形」になります。一辺が右肩上がりになっている直角三角形と違って、ずっと一定の保障が得られる、というわけです。

もし、1000万円の保障を必要とする人が、生命保険ではなく貯蓄で対応しようとすると、1000万円貯まるまでは死ねません。万が一、途中で亡くなってしまえばそのときまでに貯めた分のお金しか残らないのです。

ですから、生命保険に入りましょう、という話になるわけです。ただ、実は「四角形」の生命保険は、合理的ではないんです。

たとえば今、3000万円の保障が必要な30歳の男性がいたとします。今自分になにかあったとき、残された奥さんや子どもが生活していくためのお金、また、子どもの教育に必要なお金を残しておきたいからです。現在の貯蓄は数十万円しかなくとても足りないので、生命保険に入ることになります。

でも、この3000万円というのはあくまでも今現在必要なお金です。

この男性の子どもが今2歳なら、大学を卒業するまでの生活費としては20年分必要、というわけです。でも、来年には19年分、再来年には18年分で済みますよね。10年後には10年分で良いのです。

それなのに、ずっと3000万円の保険に入っている、というのはもったいないと思いませんか?本当なら、今年は3000万円、来年は2880万円、再来年は2760万円

のように、毎年金額を減らしていくべきです。毎年保険の金額を減らすことができればそれだけ保険料も安くなるはずですし、理にかなっていますよね。でも、毎年、生命保険の減額手続をするのは非常に面倒です。実際にはそこまでする人はいないでしょう。

実は、このように毎年保険金額を減らしていける保険があるんです。それが「収入保障保険」と「逓減定期保険」です。

まず収入保障保険について紹介しましょう。収入保障保険とは、「3000万円」といった合計金額で契約するのではなく、「月額○万円」といった形で保険金額を決める保険です。

たとえば「月額10万円」で、20年間の収入保障保険に加入した場合は、月額10万円×12か月×20年=2400万円

合計2400万円分の保障が得られます。「月額10万円」ですから、毎月保険金額は減って行きます。来月には2390万円、2か月後には2380万円、3か月後には2370万円、というように、実状にぴったり合った保障が持てる、というのが収入保障保険の魅力です。

次に、逓減定期保険について紹介します。逓減定期保険というのは、だんだん保険金額が減っていくタイプの定期保険です。
定期保険というのは、たとえば「3000万円・20年間」で契約すれば、いつ亡くなっても3000万円が得られるという典型的な「四角形」の保険です。

でも、逓減定期保険の場合は、今年は3000万円、来年は2700万円、再来年は2400万円

というように、毎年保険金額が減っていきます。月単位で保障が減っていく収入保障保険に比べるとざっくりとした減り方ではありますが、こちらもムダの無い保険だと言えるでしょう。

実際に契約する場合には、いくらで契約して、いくらずつ減らしていきたいのか、ということによって収入保障保険が良い場合と逓減定期保険が良い場合があるので、担当者に相談してみると良いでしょう。どちらも保険金額が減っていくので、保険料はとても安いんですよ。

さて、では、この収入保障保険と逓減定期保険。図形で表すとどうなるでしょうか?

逓減定期保険の場合は、パンフレットなどの説明では階段型で表されていることが多いです。左から右に向かって降りていく階段ですね。

収入保障保険を図形で表すとしたら、貯蓄の場合とは逆の、左下に直角を置いた直角三角形になります。階段型でも直角三角形でも、契約したはじめのときが一番保障が大きく、だんだん減っていくのが特徴です。

実際に必要な保障というのも、同じように右肩下がりに減っていくのが基本ですから、より合理的に、実状に合った保険、ということであれば収入保障保険か逓減定期保険を選ぶのが良いのではないでしょうか。

でも今でも、典型的な「四角形」の保険に入っている人は多いです。「四角形」の保険も使いみちはあるのでダメなわけではありませんが、徐々に必要な保障が減っていくのであれば、収入保障保険や逓減定期保険を使う方がおすすめです。そうすれば保険料も抑えられて、家計が楽になりますよ。

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