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「蛍族」はアリ!?ベランダでタバコを吸うことについて

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ベランダでタバコを吸う人はけっこういると思います。

「ホタル族」なんて言われますよね。
夜、マンションを見るとベランダのあちらこちらで、タバコの火がホタルのようにゆらゆらと光っています。

遠くから見たらなかなか風流な光景かもしれませんが、嫌煙家からしたら「やめてほしい!」と思われるのではないでしょうか。

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ベランダでタバコを吸うのはなぜ?

そもそも、ベランダで喫煙する人は、どうして家の中で吸わないのでしょうか?

理由はさまざまです。
一つは、同居している家族がタバコ嫌いという場合。
特に、奥さんがタバコ嫌いなので旦那さんは仕方なくベランダでタバコを吸っている、というケースは多いですね。

また、子どもがいる場合。
子どもがいると、受動喫煙を防ぐために、自発的にベランダで喫煙する人も多いと思います。また、奥さんが妊娠中、という場合もベランダで吸う人が多いですね。

それから、家をヤニで汚したくないという場合もあります。
賃貸の場合はあまりにもヤニ汚れがひどい場合はクロスの貼り替え費用を請求されることもありますので、室内をキレイに保つため、また、タバコのニオイをつけないためにベランダで喫煙するわけですね。

ベランダでタバコを吸われるのはイヤ!という人の言い分

タバコを吸う人も、本当は室内でテレビでも見ながらゆっくりタバコを吸いたいのだと思います。

でも、上記に挙げたような理由から仕方なくベランダで喫煙しているわけです。

一方、ベランダでタバコを吸われるのが嫌!と考えている人も多いです。
それは、どのような理由でしょうか?

もっとも大きな理由は、ニオイです。
ベランダに洗濯物を干していても、隣近所でタバコを吸う人がいたらニオイがついてしまいますよね。それが嫌だ、と感じている人はたくさんいます。

また、ベランダでタバコを吸う人がいると、窓を開けることもできません。
部屋の換気をしたくても、窓を開けたらタバコのニオイが入ってくることがあるので不用意に窓を開けられません。
はじめは、タバコのニオイがしたら窓を閉めるようにしていても、それが続くとだんだんとイライラしてくるのは当然かもしれませんね。

ニオイは、吸っているときだけではありません。
ベランダに灰皿を置いていれば、灰皿からタバコの吸い殻のニオイが漂います。喫煙者からすると大したことのないニオイかもしれませんが、非喫煙者からすると非常に不快なニオイです。特に雨などで吸い殻が濡れているとなんとも言えないニオイが漂ってくるので、非喫煙者には嫌がられると思います。

そして、ゴミの問題もあります。
ベランダでタバコを吸う人の中には、マナーの悪い人もいます。
灰皿を使わずに吸い殻を外へ捨てたり、ベランダにそのまま転がしておいたりする人が少なからずいますよね。

その場合、ベランダの境界壁の隙間から吸い殻が転がってくるようなこともあります。また、灰皿を置きっぱなしにしている場合も強風によって転がってくることはあります。一度や二度程度なら許せても、何度も繰り返されると非常に不愉快だと思います。
吸い殻自体は大丈夫でも、灰が隣のベランダに舞ってしまうことはあります。

灰が入ってくるとベランダの床が汚れてくるのですぐに分かりますし、その灰が洗濯物に付着しているかもしれないと思うと嫌な気持ちになると思います。
これは、喫煙者であってもイヤなのではないでしょうか?

ベランダでの喫煙、法的にはどうなの?

ベランダでの喫煙は、法的には何か問題があるのでしょうか?

実際のところ、ベランダでの喫煙は法的には問題ありません。

ただ、周りにいちじるしく迷惑をかけるような場合は別です。
2012年に、ベランダでの喫煙に関する裁判の判決が出てニュースにもなりました。
判決としては、ベランダ喫煙をしていた男性が原告である女性に5万円の支払い命令、というものでした。

これは、同じマンションに住んでいた女性が、喫煙をやめるよう苦情を言っても無視されて、その後1年半にわたって男性はタバコを吸い続けたために女性は体調を崩したということで、150万円の賠償請求をしたものです。

このように裁判沙汰になるほどではないものの、実際に、ベランダでの喫煙をめぐるご近所トラブルはかなり増えているようです。

近年は喫煙者がだんだん減ってきていて、肩身の狭い思いをしていますよね。
公共の場での喫煙もかなり制限されてきていますが、自宅で吸うことに関しても社会の目は厳しくなっています。

ベランダの喫煙どころか、換気扇の下で吸っていても結局外にタバコのニオイを排出することになるので、苦情がくることもあるそうです。

喫煙者からすればたまったものではありませんが、非喫煙者からしても、タバコのニオイを垂れ流されるのはたまったものじゃない、ということなのでしょう。

ただ、あくまでも法的には明確に禁止するようなことはなく、分譲マンションなどであれば総会の会則としてベランダ喫煙が認められていることも多いです。
ベランダ喫煙が禁止されている場合はベランダで喫煙しても良いことになりますが、苦情があった場合は何らかの対策を講じる必要があります。喫煙自体は認められていても、他人に迷惑をかけても良い、ということにはならないからです。

タバコを吸いたい場合はどうすればいい?

では、喫煙者はどこでタバコを吸えば良いのでしょうか?

基本的に、ベランダでの喫煙はおすすめしません。
ご近所トラブルにもなりかねませんし、やはり、洗濯物にタバコのニオイがつく、というのはどう考えても迷惑です。

(ちなみにわたしは元喫煙者です。ですから喫煙者の方の気持ちも十分に分かります)

そこで、タバコを吸いたいのであれば、やはり家の中で、というのが良いのではないでしょうか。

奥さんが嫌がるとか子どもがいるとかの理由があってベランダ喫煙をされているのだと思いますが、家屋のためなら他人に迷惑をかけても良いということではありませんよね。
だからと言って家族に迷惑をかけて良いわけではありませんから、室内でタバコが吸えるような環境を作るしかないと思います。

そこで必要なのは、家の中でも「喫煙所」を作ることです。これも家族に嫌がられる可能性はありますが、一室を喫煙所として使いましょう。書斎など自分の部屋があるなら自室で、自分の部屋がない場合は寝室など、タバコを吸うのは一部屋だけ、と決めてしまいましょう。

そして、これは値が張りますが、空気清浄機は必ず使いましょう。
タバコを買うだけでもお金がかかるのに、さらに空気清浄機まで買うのはお金がもったいないと思われるかもしれませんが、タバコを吸う以上は、こうした配慮が必要な時代になっています。

空気清浄機を使えばかなりニオイは軽減されるので、家の中で吸ってもそこまで臭くはならないと思います。

また、消臭剤も併用して、ニオイが残らないようにしましょう。そして、ヤニ汚れの掃除は自分でやること、また、退去時にクロスの貼り替えが必要になった場合は自分のお小遣いから負担すること。これらの条件を決めておけば、家族もNOとは言わないのではないでしょうか。

本当は禁煙できるのが一番いいんですけどね。
なかなか難しいと思うので、できる限りの対策はしておきましょう。

タバコがキライ!禁煙の物件ってないの?

ここまでは喫煙者目線でのお話をしてきましたが、今度は嫌煙者目線での話をしましょう。

タバコが苦手な人、大嫌いな人、いますよね。
わたしは嫌煙家ではないと思いますが、タバコを吸われると自分も吸いたくなるので困ります。

さて、上記に紹介したような喫煙をめぐるご近所トラブルに巻き込まれたくないなら、近所に喫煙者がいなければ良いですよね。

でも、それはなかなか難しいことだと思います。
気に入った物件に何度も足を運べば、隣近所でベランダ喫煙をする人がいるかどうかは調査できるかもしれません。でも、賃貸であれば住人の入れ替わりもあるので、タバコを吸う人がいないと思って入居したのにあとから喫煙者が隣に引っ越してきた、というケースもあります。

そこでおすすめなのが「喫煙禁止物件」です。
最近はタバコを吸わない人が増えていますし、家主自身がタバコ嫌い、という場合もあります。タバコ嫌いでなくても、部屋でタバコを吸われることでニオイが残ってしまい次の入居者が決まりにくくなるかもしれないというリスクがあるので、はじめから喫煙を禁止しているところも増えてきています。

ただ、数としてはまだあまり多くはないでしょう。
また、住宅情報を見ていると「ペット可」「ピアノ可」などの条件は書かれていても、「喫煙可」「喫煙禁止」という項目は見たことがありませんよね。もしかしたらそういう記載もあるのかもしれませんが、少なくともわたしは見たことがありません。

ですから、喫煙禁止の物件を探すには不動産屋さんで直接聞くしかありませんね。少し大変かもしれませんが、入居後に喫煙者に悩まされることに比べたら取るに足らないことだと思いますので、根気よく探してみましょう。

最近は、ベランダ喫煙や換気扇下での喫煙すら嫌がられるようになっています。タバコを吸える場所自体がどんどん減ってきているので、いずれはタバコの無い世界になるといいですよね。

今は非喫煙者の方が主張を認められやすくもなってきているので、もし喫煙禁止の物件が見つからなくても、過度の喫煙をしている人がいれば苦情を申し入れても良いのではないでしょうか。ただその際は、くれぐれもけんか腰ではなく、穏便に済ませるようにしましょうね。

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